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Posted by naturum at
 

2011年08月18日

20110817急変

8/17急遽予定外の休みが取れたので行きました。
メールで皆様をお誘いするも、連休前半に釣行されたようで、反応なし。
唯一、madtakaさんが18日に釣行予定で前入りするかもとのこと。

単独釣行でやや不安があるが、海快晴の予報では風は午前3~4mで、午後より2m以下。波は0.5m。予報を見る限り完全なカヤックフィッシング日和。

午前中の風がやや強めのため、遅めに自宅を出発した。現地へは7時半頃到着。
さあ、準備しようと海を眺めると、かなり高い波。さらに沖にはうさぎが飛び跳ねている。
出艇ポイントすぐ近くの小さな磯場はヒラスズキがでそうなサラシができている。岩場に当たる波はぶつかった直後に垂直に水柱が跳ね上がっている。嘘でしょと思わず言いたくなるような状況。
海快晴の予報を信じ、取り敢えず準備だけはすまし、少し車の中で寝ることにした。



ボガもさっそく新調。今度はリーシュでつなぐことにした。
2時間程仮眠して、海をみてみると少し収まったような感じ。こちらに夏だけいらっしゃるという方としばし会話し、海の状況なんかも聞いてみる。今日は天気が不安定なんで気をつけるようにと言われつつ、少しだけ出てみることにした。

出艇場所から、広い外側に漕ぎだしても波は相変わらず高く、不規則で艇のコントロールもままならない。横波をくらってさらに不安定になり、この時点で無理と判断。まったく釣りどころでない。
遠目からみる波と、実際に浮かんでみる波は全く違った。天気は快晴なのに、波は結構高い。海快晴の予報数値どおりなのかもしれないが、局地的な海底の様子や地形等で海の状況は全く異なるようだ。

外海に近いところは波は高いようなので、一旦撤収し、車で湾の奥の方に移動してみることにした。
ある地点から嘘のように海況は穏やかになっっている。その分海水浴客も多く、出艇を躊躇する。
比較的海水浴の人々の少ない、海岸を見つけ、出てみようかどうかと思案していると、madtakaさんから携帯メール着信。予定より早く到着された様子で、最初の出艇ポイントで合流した。

到着すると、すでにmadtakaさんは準備開始中。海の状況は先ほどよりもさらに穏やかになっていた。この時点ですでに正午過ぎ。madtakaさんも出られるとのことなので、自分も出てみることにした。

波は少しあるものの、午前に比べればかなり穏やかになっていた。
コツコツとあたりはあるものの、なかなか鯛カブラに乗らない。
1時間ほどしてようやく1尾目。



ちょうど食べ頃サイズのアオハタ。取り敢えず1尾釣れて安堵する。
もう少しして1尾追加。サイズは似たようなもの。



海上でmadotakaさんと合流し、状況を聞いてみると、やっぱり渋い様子。
合流直後に良型のアオハタを釣られた。



もう少し浅場に移動し、鯛カブラを落とした直後に反応。今までと違う引きで、鯛かと期待するが上がってきたのはいいサイズのほうぼう。久々のほうぼうで嬉しい。前回にもマゴチが釣れたりと、砂地もあるようで、底は変化に富んでいるよう。



遠くで雷がかすかに聞こえたり、どんよりと厚い雲も遠くに発生してきている様子がうかがえる。
かなり遠いが、明らかに厚い雲の下は荒れ模様であることが想像できる。

キジハタも追加し、ポツリポツリと反応は続くのでなかなか撤収の決心がつかない。



その直後に大きな前あたりのあと、思い切りあわせたい衝動を我慢して一定の速度で巻きあげると、ロッドの先端が海面に突き刺さる勢いで引っ張られた。とっさにドラグを強め、巻き上げるもなかなか上がってこない。ラインをかなり出され、巻きあげる操作を繰り返し、あと15m位のところでロッドを腰の位置に持ち直したとたん、テンションが抜けた。
やってしまった感たっぷりのばらし。ロッドを持ち変える一瞬のテンションの緩みが針抜けに繋がったのか、引っ張りあいの結果、魚の針穴も広がったのか、いろいろの理由が頭を去来する。

気を取り直し、釣り再開。ほどなくあたりが続き、ようやく1尾追加。
かなり良いサイズのアオハタ。天気が悪くなってきたので、徐々に戻ることにした。
madtakaさんはまだ、釣りを続けられていたので、戻ることを告げて、漕ぎだした。

その直後に、風の向きがかわり、かなり強く風も吹きだした。更に雨も降りだし、一瞬にして豪雨となった。madtakaさんに電話をしてから、10分も経っていなかったと思う。

バケツをひっくり返したという形容詞がぴったりの雨。出艇ポイントの景色も全く見えないほどのスコール。出艇ポイントからかなり流されており、遠い。風も強く、カヤックでは困難な状況となった。
背後からmadtakaさんが近づいてきてくれて、「大丈夫ですか?」の問いかけに「無理です」と回答し、牽引して頂くことにした。正直、この時点で自分はかなりビビっていた。救世主のごとく現れたmadtakaさんの勇姿をみて、本当にホッとした。これがひとりだったらと思うと今更ながらぞっとする。



写真では判りにくいが、かなりの荒れ模様。海岸線の建物もくっきりと見える距離であるが、この写真では何も写っていない。波も高くはないが、強いうねりが発生している模様。ひとりだったなら、間違いなく人生初の海保出動要請をしていたかも知れない。

ほうぼうの体で、出艇ポイントに戻ると空の切れ目からは太陽がのぞき、嘘のように海況も穏やかに。
まさに熱帯雨林にみられるようなスコールのような通り雨だった。

今回、目まぐるしく変わる海の様子を身をもって体験した。あまり体験したくなかったが、わずかの時間でこれまでに急変することがあることを記憶に刻んでおくことが必要と強く感じた。
今回はたまたまmadtakaさんの二馬力船外機付きゴムボートに助けて頂けたが、これがすべてカヤッカーだったらまた様子も違ったのかもしれない。

陸にがあり穏やかな海を眺めても、流石に夕マズメをもう一丁という気分にはなれなかった。
今回はmadtakaさんにはご迷惑をおかけしましてすいませんでした。
次回からは、もっとマージンを大きく取って早めに撤収する事を心がけたいと思う。

帰宅後、家族に話しても、怖かった様子があまり伝わらないようで、ちょっとがっくりしたが、それも自分がいつもと変わらず帰宅したからであろうと推測した。驚くリアクションを少し期待したが、それでいいのだと思い直した。
当たり前であるが、釣りは遊びなので、元気に家を出て、何事もなく帰宅することが何よりも優先すべきであると再認識した。

しかしながら、短時間の釣行にもかかわらず根魚だけは適度につれて、釣果自体は家族に好評であった。









  


 

2011年08月08日

喜びと悲しみ

アップが滞りがちですが、釣りには行ってます。
8月6日(土)に北へ。到着時にはすでに何人かのカヤッカーやゴムボの方々が準備は終えられ海へ向かわれているところへ到着した。

しかし、かなりの風とうねり。道中、海を見ながら、今日は無理かなと思いながら来たら、すでに皆様は海へ。誰もいなかったら風裏を探していたかもしれない。まあ、他の釣師の方々もいるし、風強くなったらすぐに引き返せばよいかくらいの気持ちで出てみた。

海で、タカさんと合流すると、反応はかなり良いとのこと。大アジが釣れているらしい。すぐにいろいろ試してみるが、すでに時合いは終了か反応なし。

その場を離れて、集中してみると、良型のカサゴが釣れた。



ぽつぽつあたりはあるが、なかなか乗らない。

小さな根魚は釣れるが、大きな魚はどこへ行ったのかなかなか釣れない。
再度、皆様に海上で合流すると、鯛が釣れてるらしい。すでに他の方は80㎝程の真鯛を釣りあげられたらしい。

鯛カブラを落とし、底を切り、あげてくると何らかのあたりが頻繁にあり、それなりに楽しい。
ようやくガツンとあたりがあり、あげてみると50㎝程の真ダイ。



ちょっとほっとする。

鯛が暴れて、なかなか〆れず、ようやく処理を終了して釣り再開しようと、パラシュートアンカーを投入した際に、ボガグリップも中に舞っている。しまったと思った瞬間、海中深く沈んでいった。

まあ、鯛が釣れたからいいかと自分に言い聞かせて、釣り再開。
かなり手になじんできていたので、やはりちょっとの間意気消沈。カヤック上の整理整頓を考え直す必要ありかと考えを巡らす。

小ぶりなアオハタ、ちょっといいサイズのキジハタを追加し、気付いたらかなり流されている。
あっという間に2kmほど流される。戻るだけでへとへと。
潮の流れがいいのか、かなり流される。

50~55mラインで、またかなりあたりが頻繁になり、集中。がつがつと前あたりがあり、のったと思った瞬間すっぽ抜けたりを繰り返す。

潮の流れが複雑なところで、カブラを落とす際に、PEラインのノットが出来て、ほどこうとするが頑固な結び目が出来ていた。面倒なのでだましだましやっていたところひときわ大きな当たり。かなり引きが強いので、ドラグを緩めようとするが間に合わずラインブレイク。結び目が出来た部分からぷっつり切れていた。

やはり結び目があると弱くなるよう。面倒と思ってもこまめに結び目をほどくか、結び目から切ってリーダーを結び直した方が良いのは判っているのだがなかなか実行に移せない。

かなり皆さんは釣れているようで、早上がりされているが、もうちょっと釣りたいのでひとり粘っっていた。リーダーを結び直して、気も取り直し始めた矢先に、あたりあり。ぐっと我慢して、竿が十分に引き込まれるのを確認してから追い合わせ。

ずしりとした感触。ラインが走り、なかなか巻けない。ポンピングであげてくるが、油断するとまた、ラインを引き出される。ゆっくりと慎重に引き上げ、すっと沖側に浮きあがった魚体はかなりでかい。
もう弱ったかと思った瞬間にまた走りだしたりいして、慌てる。

だいぶん時間をかけてようやく取り込んだ真ダイは、67㎝あった。



もう、満足の一尾。
また、自己記録更新できた。もう、鯛はいらないと家族に言われけど、嬉しい一尾となった。
しかし、またも出艇場所から、かなりの距離まで流されている。
満足感に浸りながら、ひたすら漕いで戻った。

もどる途中に綺麗な潮目が出ていたので、カブラを落とす。20mラインであるが、何かあたりがありあげてみると、40㎝ほどのマゴチが釣れた。食べ頃サイズで嬉しい一尾。
気付いたら五目達成。

ボガ奉納は思い出すと悲しいが、この釣果は久々の大漁。
こんなに反応がずっと良かった日は珍しいと思うが、とにかく楽しかった。
また、こんな日がたまにあることを願いながら、ご一緒頂いた皆様どうもありがとうございました。

  


 

2011年07月18日

鯛三枚

3連休は17、18日とすでに予定が入り、行くなら16日(土)しかない。
前日までに仕事を調整し、なんとか行けることとなった矢先にちょうどじゃんさんから、お誘いメール。
一応仕事中だったので、夕方から出艇場所を相談するが、海水浴シーズン開始もあり、慎重に選定することとなる。なかなか北か南かも決まらず、最終的にはkatsuoさんから教えていただいたポイントからの出艇となった。

じゃんさんは前の夜から出られているので、現地集合。午前6時くらいに到着。すっかり準備は終えられており、遅い到着に恐縮するばかり。夜も明けて、気持ちがはやるところすいませんでした。

小さな入り江状になった海岸はせまく、海水浴客はいないがカヤックも数台が精いっぱいといったところ。遅い到着なのでじゃんさんに先に行っていただくことにし、急ぎ準備を開始した。

天気は快晴で、波風も穏やか。20m付近から魚探にベイトの反応が色濃く現れる。
ベイトに合わせてカブラや、インチクを落とすが反応なし。
時折群れで移動しているのか、かなり濃厚な反応が現れる。小魚ならその周りに大きな魚が付いていないかと、魚影の上下、前後を意識してカブラを落としてみると、ガっ、ガっと大きなあたり、一気に竿が絞り込まれる。出艇直後で油断していたこともあるが、眠気も一気に覚める強い引き。
ようやく上がってきたのは立派な真ダイ。自宅で計測したらちょうど60㎝だった。



婚姻色?なのか黒っぽいけど、なんか威厳のある感じ。
鯛の大きいサイズは釣ったことがなかったので、自己記録更新。素直に嬉しい。
じゃんさんもほどなく真ダイを釣られたとのこと。開始直後の好釣果に大いに期待される。

お互いの状況を確認して、釣りを再開。
同じようにベイトの塊が現れ、その下側を意識して鯛カブラを落とすと、大きなあたり。
先程の鯛よりもかなり強い引き。何度もラインを引き出し、腕が疲れる。
実際上がってきたのは先ほどよりひとまわり小ぶりな真ダイ。よく見るとアシストフックが目付近にささり、スレ掛かり。どうりで引きが強かった訳である。きれいな56cmの真ダイ。



当日、全般的に潮の流れが速く、あっという間に艇が流される。風は微風であるが、潮と同調しているようでパラアンカーもあまり効かない。気付いたら出艇場所からかなり離れている。
そろそろ太陽も昇り切り、かなりの暑さ。水分の残量が気になり、徐々に戻りながら釣りを続ける。
あんまり潮の流れが速いので、ビンビン玉を80gに変更。それでも垂直には落ちず、斜め引きになる。
60mを越えたあたりから引き抵抗も一層強くなる。

懸命に漕いで、出艇場所手前付近まで戻った。沖に目をやると、くっきりと表れた潮目。潮目にカブラを落とす。潮の勢いもあり、やや斜め引きになるが、一定の速度で巻き上げる。
コツコツとあたりがあり、焦らず巻き続けるとすっぽ抜けた感じになり、ああ、ばれたかと気を抜いたところ、いきなり一気にロッドが海中に突き刺さる引き。これもかなり強い。

80gの重めのビンビン玉なので、途中浮きあがった際に、ばれないかとひやひやしながらテンションを一定に保ちながら巻きあげる。60m以上の深さからの大物の巻きあげは相当疲れた。



今度も60㎝の真ダイ。短時間の間に、3枚の真ダイ。しかもまとまったサイズで、なんか嘘のような釣果。
潮目や、ベイトの周り等、何かしらの反応があるので楽しい。

さらにもう一枚追加。30㎝ほどの真ダイ。



小さいのでお帰り頂く。そっと海に戻すと、すごい勢いで潜っていった。
この時点で、水分がかなり心細い量になってきたので帰艇しはじめることにした。

やはりかなり流されており、出艇ポイントははるか遠く。
体力を温存しながら、ひたすら地道に漕いで、戻る。
太陽は容赦なく照りつける。あと一本の凍らせたウーロン茶を背中にいれて、首筋を冷えるようにして、からだの熱をさましながらひたすら漕いだ。



合流時にじゃんさんからもらった塩アメもなめる。次回は絶対持参しようと誓う。
かなり体力的にキツかったが、何とか出艇場所まで戻れた。
この状況で向かい風にかわっていたら、また、潮の流れが一層早くなっていたらと思うと、かなり怖い。
初場所は一層注意が必要で、さらに過酷な季節は特に、自分の体力を良くよく考えて行動する必要があると再認識した。

帰艇時に、群れから離れて弱った魚を発見し、ネットで掬いあげてみた。



カタクチイワシ?だろうか。
散発するナブラもあったり、魚探の濃い反応は、おそらくこれだろう。
昼頃で上がったものの、まだまだ楽しめそうなポイント。じゃんさんは根魚も多く釣られた模様。
また、近々行ってみたい。

当日は一日ご一緒頂きましたじゃんさん、そして良い出艇場所を教えていただきましたkatsuoさんどうもありがとうございました。

















  


 

2011年07月13日

どうなる浜名湖?

猛暑の中、7/10に朝錬で浜名湖へ。太陽が昇りきる3時間くらいを目安にやってみる。



風も穏やかで、まだ涼しい。たくさんのアサリ漁の漁師さんはすでに沖で操業中。
浅場でトップ引き倒し開始。

おびただしい数のボラは確認できるが、チヌの姿は見えない。
シーバスの反応も全くない。

45mmのレンジバイブに変えた途端、ヒット。
あんまり引かない独特の引きは、ダツ。



気を抜いて撮った写真なんでこんなんしかなかった。
朝日が輝いてきれいだけど、フレームが無茶苦茶ですいません。

そろそろ太陽が昇り、時間切れ。じりじりと照りつける太陽に我慢の限界が来て、10時頃に陸に上がる。


浜でシーカヤッカーの方とちょうど入れ違いになりご挨拶をする。カヤック関連の話をしていると以前にお会いしたことが判明。お久しぶりの再開で嬉しいかぎり。

しかし、話の後半で、驚くべき事実を教えていただく。
最近、浜名湖の今切口で釣りをするカヤッカーが問題となり、浜名湖の漁協内で、カヤックを湖内全面で禁止する意見も出始めているらしいとのこと。
カヤックフィッシャーが原因で、カヤック全般が禁止になってはとても悲しい。
立話でお聞きした情報なので、聞き違いもあるかも知れませんが、以前からも同様の事実は噂では聞いていたのでいよいよかも知れない。

腕の悪い自分にはバンバン釣れるフィールドではないが、広大なシャローを有する独特の釣場は変化に富み、魚種も豊富で無条件に楽しめる。釣り人としては、こんな素晴らしいフィールドは末永く、遊ばせて頂きたいものだが、そうも言っていられないのかもしれない。何とか解決の糸口が見つかることを切に願いたい。










  


Posted by RIM at 23:47Comments(6)
 

2011年07月03日

迷った挙句に

金曜の夕方まで予定がたたず、釣りに行くことは全く考えていなかったが、急きょ出張が取りやめになり、わずかに時間の余裕が生まれた。日曜は家の用事があり、行くとしたら土曜しかない。
ということで散々悩んで7/2に行くことにした。朝、早く起きることが出きれば小太郎さん、F-3さん等の行かれる北に合流し、起きれなかったら、浜名湖に行こうと決め就寝したのが午前1時頃。寝る前に準備したのは、魚探の電池の充電のみ。

相当眠かったが、朝3時に起きることが出来たので、だるい体を奮い立たせて準備を始めた。釣り具を詰め込み、カヤックを車に積み込み、着替えて家を出たのが、3時45分頃。やっぱり凄い眠い。



何とか7時前に到着したが、小太郎さんらが出艇された場所の駐車場は満車で、別の場所から出艇した。
海岸までの距離が少しあるが、階段や段差がない分、カヤック向きかも。

海上で小太郎さん、F-3 さんと合流し、状況を聞くと、ぽつぽつ釣れていたようだが、ちょっと時合いも小休止といった感じ。すでに出遅れ感一杯でスタート。空は曇り空で、炎天下でない分ちょっと涼しい感じ。
微妙に小刻みな波とうねりでちょっと釣りづらい。

物凄くちびっこのカサゴが一匹釣れたのち、なかなか続かない。
二時間ほどしてようやくアタリ。
鯛カブラを着低後巻き初めてすぐにひったくるようなあたり。
微妙にカサゴと違う引き。



上がってきたのは、30㎝程のレンコ鯛。なかなか釣れ無かったのでちょっと嬉しい。
小太郎さんと海上で話していると、F-3さんにアクシデント発生。飼い犬が逃亡とのことで無念の超早上がりをご決断。ご家族を優先される姿勢は、素晴らしい。

その後ぱったりで、だんだん天気も良くなり、もうれつな睡魔に襲われる。
何度も頭を前後させ、背中からずれて艇から落ちそうになる。リールを巻きながら意識が飛んでいることもあり、帰ろうかと悩む。

ぼーっとしていると、だんだん潮が動き出し、うっすらと潮目も出てきたので、もうひと踏ん張りしようと真剣に釣り再開。

艇を流しながら潮目のいい部分にさしかかった頃に、いきなりガツンとあたり。かなりきつめのドラグでもラインが出される。もうちょっとのところで、ふっと軽くなり、ばらし。
かなりの大物だったみたいで、眠気も吹っ飛び、やる気全開。

すぐに潮目の流れに沿って艇を戻し、再度鯛カブラを落とすと、一発であたり。
これも相当な引き。なかなか上がってこない。50mラインからの引き上げで、腕がかなり疲れる。



立派なアオハタ。このサイズのアオハタは初めて。かなり嬉しい。
家に帰ってから計測するとジャスト45㎝だった。

その後も連続であたりがあるが、かなりばらしもあり、結局30㎝弱のアオハタを二匹追加。
ばらし防止のため、テンションをかけて急いで巻きあげると、目玉が飛び出気味になる。



完全にフッキングしたと思っても、あともう少しのところテンションが無くなり、フックアウトすることがある。合わせのタイミングや、針がかりする場所にもよるのだろうが、引き出しの少なさから、なかなか答えが判らない。単純なシステムだけに、難しいなあと思う。

いきなりの時合いにてテンションが一気に上がるが、潮がまた緩み気味になり、ぱったり釣れなくなった。
ごくごく小さなカサゴがぽつぽつ釣れるが、釣りあげると昇天するのが気の毒で、小さくてもキープすることに。たまに上手く泳いでお帰りになるものもいるが大抵はひっくり返っておなかを上にして浮いてしまう。



自分の手に比べてこんなサイズ。
小太郎さんは、いいサイズのシーバスや、根魚を複数釣られて、余裕の早あがり。
今日は一日時間が取れたので、自分は余裕の居残り。
土曜なのにこの海域は他にカヤッカーもいない。遊漁船も少なく、海には自分ひとり状態になることもあり、ことのほか海を満喫。

3時を過ぎた頃に帰りの渋滞が気になり、出艇場所に戻り始める。
気付いたらかなり沖まで来ていた。もう少し沖側に遊漁船が固まっている場所があったので、おそらく根でもあるのかと、更に漕いで行こうかと思ったが、帰りの体力を考えて諦めた。

帰艇時に、30mライン当たりに潮目が見えたので、インチクを落とすとドカンと一発。



70㎝程のシーバスが出た。アオハタのあたりを何度も楽しみ満足気味だったので、かなり嬉しい誤算。
元気なシーバスは姿が見えてもかなり抵抗した。やや金色に帯びて、コンディションは抜群。

前半かなり渋かったが、後半から盛り返した感じの一日だった。
これかからさらにいい感じの雰囲気もあったが、これ以上やると帰りが辛くなるので、諦めた。

出艇場所はBBQ客で一杯で、初場所はそのあたりも考慮が必要かと感じた。
一応愛想応良くご挨拶はするが、BBQグループの間を縫ってカヤックを運搬するのは気まづい上に、ちょっと危ない。これからのシーズンは海水浴客も増えるので、初場所の場合は事前の十分な調査は必要だと痛感した。

悩んだ挙句に強行した釣行は結果的に正解だった。
夏が本格化すると、釣りものも限られるので、行けるときには行っといたほうがよいと改めて思う。

最後に小太郎さん、F-3さんどうもありがとうございました。
F-3さん、本日は残念でしたが、また今度ゆっくり浮きましょう。  


 

2011年06月21日

渋っ。自分だけか?

先週渓流にどっぷりつかり、今週はあきらめようかとおもったが、次週以降いつ行けるか判ら無い状況のため家族と相談し、何とか許可を頂く。日暮れまでには必ず帰って来るようにとの家族命令に従うことに。

次女は父の日なのにとぶつぶつぼやいているが、父の日に家でじっとしていても魚は釣れないので、振り切っていくことにした。

現地に朝6時頃に着くが、すでに小太郎さん、ZEKIさん、すいどうやのおやぢさんは海上に。
はるか沖にカヤックやボートの姿は見えるが、どこかわからない。
出艇場所の海岸にはかなりのカヤッカーとゴムボの人々。ざっと見ただけで総勢10艇以上はありそう。
やや気後れするが、急いで準備開始。



海は凪で、釣り日和?
意気込んで開始するが、あまり反応がない。
取り敢えず皆様と合流し、状況を聞くがあまり反応は良くない様子。
少しして待望のあたりがあり、巻き上げるが軽い。
1尾目はエソ。がっかりしたので写真はなし。

釣れない時間が長く、海上をさまよい、魚探の反応良いところにインチクを落とすといい感じのあたり。
60mラインからの引き上げで、かなり重く感じたが、上がってきたのは30㎝程のキジハタ。



あまり大きくないが、食べ頃サイズ。キジハタは家族にも好評なので持ち帰り。
釣れたと同時に吐き出したエビ。海上で内臓を落としたが、胃の中身は空っぽだったので久々の餌と思って食いついたのだろうか。



魚探の反応もいいので、これは今日はいけると思ったのもつかの間、かなり潮は動かず、まったりした時間が過ぎる。海上で会う他のカヤッカーの方々もあまりよい状況ではない様子。
日暮れまでには必ず帰って来るようにとの家族命令のため、だんだん焦る。

あきらめたころ、青物らしきナブラをみつけ、おやぢさんと急行するが足が速く追いつけない。
追いついても、バイブレーションを投入するが見向きもしてくれない。
熱くなっているのでルアーを選択する余裕もない。

おやぢさん離脱後も、突発的に発生するナブラをうちに挑戦するが惨敗。
他のカヤッカーの方は3バイト、1キャッチでいいサイズのハマチを釣りあげたとのこと。
ミノーかトップに反応がよく、中にはワラササイズも混じっているのではと。

かなり未練を残しつつ終了。
皆さんすでにあがられており、釣果を見て驚き。
職漁師のZEKIさんはこんな状況でも確実な釣果。やはり違いますね。

早く帰ってこい指示が気になり、撤収もそそくさと済ませ、皆様には愛想なしに辞去。
昼上がりでも結局、帰宅時間は5時頃となった。

嬉しそうに近寄る次女から、贈り物。



次女自作のイラスト付きメモ用紙?
父が海で遊び呆けている間に、一生懸命作っていたようで、中にはクイズやダジャレや小話などが書かれている。12ページにもわたる力作。

自作というところにしばし感動する。また、貧釣果で落ち込むオヤジの気分を一新してくれた。
塩抜きの作業も一生懸命手伝ってくれるので、つくづくありがたいなあと思う。
もうちょっと大きくなったら釣りにも連れて行ってやろうとおもうが、そのころはもう近寄ってこないかな。


最後にご一緒に浮いて頂いた皆様ありがとうございました。





  


 

2011年06月16日

岐阜渓流

溜まった休日出勤分の振替休日を無理やり使って3連休をつくり、6/10~12に岐阜の渓流に行った。
海の天候も微妙なため、鮎解禁前の渓流を選び、みっちりフライフィッシングをやってみることにした。

神奈川在住の先輩と豊橋自宅で合流し、目的の川へ向かう。二泊三日の釣旅行。何年か前にも言った川で、特段いい思いをした訳ではないが、水質と周りのロケーションが抜群に良く、癒される点が強く引きつけられる。

週末の天気は微妙で、もっても金曜のみの様子。土砂降りだったら早々に退散し、豊橋を案内して帰ってもらおうかとも考えていた。

深夜から高速を走り、早朝に目的の川に到着。遊魚券を買っていざ川へ。7時頃より釣り開始。

川は比較的平坦で遡行しやすい。平日ということもあり釣り師には出会わない。
水温がやや冷たい感じで、16番のクイルボディパラシュートでポイントをたたいて行くが反応がない。虫のハッチもない。

岩陰からそっとキャストすると、瀬尻からアマゴが飛び出してきた。
25㎝くらいの綺麗なアマゴ。



そのあともう一匹追加して昼になった。



昼ご飯を食べて、取りあえづ宿泊先のキャンプ場へ向かう。
もういい加減お互いにいい年なんで、テントでの連泊は辛いという意見が一致し、バンガローを予約した。
電話してからキャンプ場に向かい、管理人のおばちゃんと会う。

いつもこのあたりに来て思うのは、すこぶる親切で愛想の良い人が多い。管理人のおばちゃんも、聞いてもいないのに速射砲のように喋り続ける。4人用なのに2人で利用することを気の毒がり、ちょっとだけまけてくれた。このような人々と出会うとそれだけで何かしら気分が良くなる。



深夜からの強行軍の疲れをとるため少しバンガローで仮眠をとり、夕まずめ狙いに午後3時頃に再び川へ。



晴れていれば、まだうっすらと残る新緑が映えて綺麗なんだがと思い、ひたすらキャストする。
決して反応は良いわけではないが、静かにポイントに近寄り、そっとフライを落とすと、渋いながらも反応はある。

あまり天気も良くないが何とか持ちこたえてくれている。




夕暮れギリギリのところで、ちょっと大きめの14番のフローティングニンフをそっとくわえたアマゴ。これで23㎝くらい。ゆっくりと出てきたものの、何の躊躇もなく口にしたためか、フライ全部を呑みこんでいる。初日はこれで終了。夜半から本格的に土砂降りで、次の日は期待薄と感じつつ就寝。

朝5時頃起きるとまだかなり降っているので、再び寝ることにした。
10時を過ぎた頃に外を覗いてみるとかなり小降りになっている。川まで歩いて行ってみると昨日よりは増水しているが、水は濁っていない。これはいけそう。

急ぎ簡単な朝食を済ませ、キャンプ場で釣り支度をしていると、見知らぬおばさんが近寄って来る。
このキャンプ場の近所のものだが、ほう葉ずしを作ったので食べてと差し入れを持ってきてくれた。
一瞬、何が起こったのか信じられなかった。子供のころは近所づきあいが濃厚で、当たり前に感じていたおすそわけは、引っ越しが多く、希薄な近所付き合いを続けている大人になった現在ではすっかり忘れていた習慣である。本当にこちらの方々は親切であるとしばし感動する。丁重に御礼を述べてありがたく頂いた。

昼食に、道の駅で買ったトマトとともに食べた。
手作り感一杯でとても美味しい。ちょっとまだ青い感じは否めなかったがトマトも新鮮でそこそこ美味しかった。





かなりのんびりモードでの釣りはさっぱりで、昨日と同じように結局夕まずめの渋いライズ狙いで、一匹のみであった。真っ暗になる寸前に、足元すぐのところでガバット飛び出一尾。




3日目午前中だけやって帰ろうと、河へ行くが、どのポイントにも先行者がいて結局釣りにならなかった。日曜日は凄い混雑で、メジャー河川であることを再認識する。平日はほとんど釣り師がいなかったので、そこそこ釣れたが、土日は人が増えて、かなりのプレッシャーのようだ。

みっちりと濃厚なフライフィッシングをと意気込んで臨んだが、16番以上のフライのアイがかなり見えづらくなり、年をとったことを実感した。いつものことだが、どんな釣りでも久しぶりにやると熱が再燃し、益々行きたくなる。帰った翌日などは、フライのローテーションやキャスティングのことで頭が一杯になる。これだから釣りは止められないんだとつくづく思う。


秋までにはもうい一回は岐阜に行こうと思う。

  


 

2011年06月05日

三河湾アオリイカ

6/4(土)北方面へ行きたかったが、前日までの出張後の帰宅が遅くなり断念。三河湾の風波情報も微妙だったが、午前中数時間なら釣りになりそうな雰囲気。

ゆっくり起きて、行くことにした。



タックルはイカ用のみのシンプルな装備。
すっかり日が昇り、潮は下げ初めたあたりで、あまり動いていない様子。
わずかな潮目と、実績のあるポイントにエギを落としてみる。

海の状況もまだ良く判らないので、探りを入れるための第1投目。
6m位のラインで、着低を確認し、軽いヒトシャクリ目に違和感。
嘘みたいだが、第一投目にヒット。



500g程の食べごろサイズ。久しぶりなので持ち帰ることにした。
着水直後のフォール時にすでにイカに見られていたのか、着低とほぼ同時にヒットした感じ。

幸先良く、これは大きな群れでも入ってきているのかと俄然やる気が出るが、すぐに潮の動きは緩慢になり、さらにベタ凪の時間帯が無為に過ぎて行き、結局この一杯のみで時間切れ。

昼頃から風が予報通り強くなり撤収。
途中、網を投入中の漁師さんに、海の状況を聞いてみると、アオリはまだ本調子ではないとのこと。漁師さんも半日やって、子イカ二杯のみの結果。もう少し、太陽の日差しが強くなると、浅場に大きなイカが入って来るのだそう。まだ、ちょっと海温も低いらしい。

防波堤の釣り師もときおりイカを上げているが、単発で続いていな様子。
来週あたりはもっと良くなっているかも。

北も南も賑やかにいろいろな魚種が釣れ始めている。忙しい季節になった。
どこに行くか迷えるのは嬉しい限り。そろそろまた、渓流も行きたいな。






  


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2011年05月05日

20110503北

5/3にGW期間中2度目の釣行。風も波も釣り日和で、4日以降はほとんど予定が詰まっていたので、行くことにした。前回は強行軍での釣行だったため、今回は仕事を早めに切り上げ、準備万端。

3時半に自宅を出発。GW期間中ということもあり、ところどころ渋滞にはまりながら現地到着は7時頃。前泊されていたニシさん(旧ナツさん)、すいどうやのおやぢさんから何度かメール、電話をいただき状況を連絡。当初の出艇場所は風が強く、直前に変更となった。おやぢさんに手伝って貰ったりしながら、何とか準備完了。遅い到着なのにお手伝いいただきありがとうございました。



少しうねりがあるが、長い周期のうねりのため釣りには支障がない様子。
すでに沖で釣りを始められている皆様に急ぎ合流。ニシさん、おやぢさんの他、zekiさん、タカさん、katsuoさん。はやくもハマチ、ツバスがかなり釣れている様子。自分もインチクを落としてみると中層でいきなりヒット。すぐにばれるが、その直後に1匹目が釣れた。



ジグやカブラも試すが、この日は何故かインチクが最も反応が良い感じであった。
30~40mラインで反応がよく、ぽつぽつと釣れ続ける。
ハマチ、ツバスばかりで飽きたところで、皆に合流すると、ニシさんは良型のシーバスを釣られたとのこと。やはり釣る人は何かが違うよう。

潮も動かず、皆でパドル交換し、プチ試用会。おやぢさんのウッドパドルを借りてみたが、普段使っているパドルと違い、木の独特の柔らかい感触。思ったよよりも重さは感じなく、木目調の味わいが深い。
借りながらインチクを落としてみると久々にヒット。ちょっといいサイズのハマチ。
パドルを替えてすぐのヒット。幸運のウッドパドルでしょうか?

ハマチ、ツバスしか釣れない時間帯が続き、おやぢさんから早上がりの連絡。休憩がてら一旦、陸上がりしておやぢさんに挨拶。katsuoさんも合流し、休憩。

みんなハマチばかりで食傷気味の様子。しばし、歓談して海へ目をやると綺麗な潮目が現れている。
そろそろ地合いかもと言いながらおやぢさんに辞去して再び海上へ。「きっと、午後から良くなりますよ」とおやぢさんは予言をのこして帰られた。

潮目に向けて漕ぎだし、45mラインでインチクを落とし、何投目かに強烈なあたり。竿が満月にしなる。ハマチとは明らかに違う引き。何度かやりとりして上がってきたのは見事なキジハタ。前回釣ったキジハタより一回り大きく、太い。



ポイントが良かったのか、何度か同じ付近を流すが、潮の動きが緩むとぱったりとあたりもなくなった。この後も潮目を探し、漕ぎまくるがハマチがときおり反応するのみ。

陸に上がり計測するとちょうど45㎝だった。見事なキジハタで嬉しい限り。おやぢさんの予言的中でしょうか。もう少し粘りたい気持ちもあったが渋滞が気になり、納竿。

帰り際、20~30mで、底の変化やベイトの反応のあるところにエギを落としてみるが、まだ、時期が早いのか反応はなかった。

これから夏に向けて、釣りに良い季節。この時期にハマチが釣れるのは意外だったが、地域ごとに釣りの様子は違うもんだなと感じる。引っ越しは面倒で新しい環境に馴染むのもエネルギーが必要で、デメリットばかりが目立つが、釣り環境が異なるのはいろいろと発見があって楽しい。家族には申し訳ないが、数少ないメリットの一つだと思う。まだまだ発見がありそうで妄想は広がる。明日は妻の誕生日、明後日は子供の日のため、釣りから離れて、日頃のサービス不足を補う日。リクエストは美味しいウナギを食べたいとのこと。

たくさん釣れたわけではないが魚の反応は良く、一日楽しい釣りをやりきった感じで終わった。
最後になりますが、当日ご一緒頂いた皆様ありがとうございました。














  


 

2011年05月01日

やっぱり釣りしかない

気付いたらもうGW間近。というかすでに突入。
昨年11月から続く、仕事上のトラブル対応でかなり疲弊気味の毎日が過ぎ、釣りどころではなかった。
ちょっとだけ時間ができたときに近場で浮いたりしたが、ブログアップする気にもなれず、ここまで放置状態でした。今までのお誘いメールなども断りながら、今回も微妙だったが、出張が無事終わりその日のうちに帰宅できれば4/29の北釣行に参加しようと決めていた。

何とか出張業務も無事終了し。22:00東京発の新幹線に乗り込む。この時点で決行を決意。
さっそく、頭の中で釣り準備開始。あの道具はどこにあったか、あのリールのリーダーを結び直してと、考えを巡らす。新幹線の中から、魚探用の電池を充電してと嫁に連絡。すでに寝ていたらアウトだが、数分後に「了解」のレスあり。こんな些細なことで、ちょっと運のつきは戻ったかなとひとり自己満足にひたりながら自宅に着いたのは、24時頃。

風呂に入り、支度をしたらあっという間に午前1時半頃になっていた。
2時頃に布団に入るが、なかなか寝付けない。
ちょっとだけ寝たようだが、眠りは浅い。午前4時に起床。
かなり眠く、もう一度寝たい衝動に駆られるが、踏ん張って準備開始。
なんとか朝5時には出発できた。

早朝だというのに、GW初日のためかところどころ渋滞にはまり、現地に着いたのは午前9時頃。
かなりりの数のゴムボの方々や、カヤッカーが集っている。
すでに早上がりしている方もおられ、話しかけると40mラインでハマチが釣れてますよとの情報。
小太郎さんもちょうど一休みで上がられてきたところで、御久し振りのご挨拶。
海上は寒いようで全般的にやや渋めの状況。

急ぎ準備して出艇。この時点で10時ちょっと前くらい。



うねりが結構あって釣りづらい感じ。
散発であたりはあるもののなかなか乗らない。
昼前にようやく一匹目。食べ頃サイズのカサゴ。



一時雨が降ったりで、4月末にしては寒い。
潮もまったりで、午後の下げ始め位から潮目を中心に攻めてみた。
50~60mライン位で鯛カブラを落としてみるが、潮が複雑で底付近で流れが変わっているのか引き抵抗が異なる。

大移動を繰り返し、あたりが散発し始めた位置を何度か流してみると、いい感じでヒット。
65mから何度か抵抗して引き上げたら割と良い型のキジハタだった。



40㎝あるかないかくらい。かなり引いたので大物を期待したが、元気なだけだった。
なかなか渋い状況だったので嬉しい。
前回、キジハタを釣った際には、家族に大好評だったので、ほっとした。

いいポイントだったのか、このあとも同じ場所を流すと、カサゴが連続でヒット。
さらにカサゴ3匹追加し、この日は終了。だいたいサイズはこんな感じ。



全般的に渋かったが、魚らしい魚が久しぶりだったので、満足。
出艇場所に戻る途中、皆さんの状況を聞くと、ハマチが結構釣れているらしい。
青物も釣りたいところなので、もうちょっと粘ってみるが追加なし。

17時頃に出艇場所に戻ると、久しぶりにお会いする方々にご挨拶。
皆さん、やりきった感ですがすがしい表情。釣りを通じて知り合った方々との会話を交わす。
こういう時間があると、やっぱり釣りやってて良かったな、カヤックフィッシングっていいなと思う。
極力皆様にご挨拶したつもりでしたが、機会を逸しておりましたら申し訳ありません。
またの機会にお会いできました際には宜しくお願いします。


家族とともに引っ越して、はや1年以上。妻も子供たちも不安だったに違いない。
極力家族との時間も大切にしながら、釣行を重ねてきたつもり。
文句も言わずに釣行時に見送ってくれる家族には感謝したい。



今度から釣り行けるときには、無理してでも行こう。
って、今までもそうか…。






  


 

2011年01月11日

初物

1月8日南

連休初日に久々に時間が取れたので、南へ。天気が微妙で、全国的に寒波が押し寄せ、行く前から挫けそうになるが、思い切って釣行した。ゆったり釣行で8時頃に現地到着。すでにゴムボやカヤックの方も出艇済みで、おひとりだけ準備していた方に挨拶して私も出艇。地元のおじいさんにも、「頑張って釣ってこいや」と励まされる。

実績のあったところはすでに二艘の船外機船が入ってたので、少し手前からカヤックを流しながらスクイッドシーカーを落としてみる。かなり寒そうなので、40mライン位からやってみると、すぐに一杯がヒット。
40mからの巻き上げはかなり抵抗があり、キロアップかと思うが、そんなにはないけどもちょうど食べ頃の良型。



今年最初の一杯。幸先良く釣れたので、今日はいい調子と意気揚々となるが、案の定その後さっぱり。
あんまり得意でない、カブラもしつこくやってみるが、これもさっぱり。
途中、移動の際の巻き上げ中に、サバがヒット。中層にサバの群れを見つけるが、何だか釣れてしまった感は拭えない。サバに少し遊んでもらうが、そのあとはさっぱり。

リーダーを細くし、さらにひとひろ半位まで長めにとると、ぽつぽつとあたりが出だしたが、タイムアップ。
まあ、この厳寒期に一杯釣れたので良しとしようと自分に言い聞かせ帰路についた。
翌日、このイカをお刺身で食べたところ、春から夏のイカよりもかなり甘く、美味しかった。久しぶりに食べたこともあるのだろうが、冬イカはかなり美味しい。


1月10日入鹿池
子供たちを釣れて、前から気になってた犬山市の入鹿池にワカサギ釣りに行くことにした。
寒波は去ることなく、かなりの厳寒を覚悟して釣行。
子供たちは初めてのボートなので、少し心配だが、飽きたら止めるくらいの気持ちで向かった。

8時頃に現地へ到着すると、すでにかなりの数のボートが出ている。
寒いので防寒はしっかりすることと念を押して、手漕ぎの貸しボートの手続きを済ませ3人で乗り込んだ。
三女は妻と待機。長女と次女で釣り開始。

貸しボート屋の情報を参考にポイントまで移動。
最初のポイントでは魚探の反応はあるが、全くあたりなし。
桟橋付近にボートがたむろしてたので釣れるのかと思いきや、妻から携帯で奥側の川の流れ込みへむかえとの指示。湖上から眺めていて、ボート屋の人から聞いたとのこと。手前は釣れないらしい。
かなりの距離があるが、手こぎで向かうこととする。カヤックだったらもっと早いのになあと思いながら、地道に漕いで向かった。

このあたりから次女の様子がおかしい。想像以上に寒かったらしい。釣れるまで帰らんぞと言い聞かせながら、釣り始める。1時間半くらい移動しながら、仕掛けを落とし、様子を見るが全くあたりなし。
次女がついに泣き出した。寒い、何とかしてくれと涙をさめざめと流しながら泣いている。マフラーも耳あても、毛糸の帽子も邪魔だからと車に置いてきたという。

あれほど寒いので防寒はしっかりしろと言い聞かせたのに、こっそり邪魔だから置いてきたという。
自業自得だと言い聞かせ、釣れるまで帰らんと再度言い聞かせる。

最初の一尾は長女が、巻きあげたら釣れていたという。
このあとさらに「帰る!」の大合唱が始まるが、まだ自分は釣っていないと粘る。
何とか二尾釣りあげるが、いずれも4~5㎝位とかなり小さい。これではあたりが繊細なはずである。
周りを見てもそんなに釣れている訳ではなさそうで、同じようなサイズをぽつぽつと釣りあげている様子である。

更に粘るが、ついに大きな声で次女が泣き出した。
流石に周りのボートの方々に迷惑なので、ここで帰ることにした。
8時から11時頃まで粘り、結果3尾。



帰る途中の犬山温泉で湯につかり、生気を取り戻した娘たちにまた行くかと尋ねると、元気に「もうちょっと暖かい日で、釣れるなら」の回答。もう二度と行くもんかと答えるかと予想していたら意外な回答。
家の中で遊んでいると、めったに体験することのない、やるせない程の寒さを体験し、少しは自然の厳しさを学んだのではないかと思う。しかし、今日の入鹿池は父にも寒かった。

紅サシがたんまりあまっているので、近々行きたいが、次回はひとりで行くことにしようかな。




  


 

2011年01月04日

ご挨拶

新年おめでとうございます。

気づけばおよそ二カ月ほど当ブログを放置していた。
その間にも時々閲覧頂いている方もいらして、誠に申し訳ありませんでした。

年末に仕事が一杯押し寄せ、さらにトラブルも続き、完全にデスクワークで引き籠り状態が続いていた。
11月中旬から、12月一杯はほとんど休みなしの日々。
体は元気なのに、こんなに釣りに行かなかった期間が長いのも珍しいのではないかと思う。

何はともあれ私自身は元気で、釣りに行きたいストレスは常に最大である。

昨年釣りにご一緒頂いた方や、釣り場でお声がけ頂きました方々にこの場をお借りして御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

そんな感じであっけなく年を越して、本日初浮きを決行。
あまり時間もなく、体力も落ちているので近場で浮くことにした。
こんな時期に敢えて浜名湖。
やはり1時間ほどで暴風になり、ほとんど釣りにならず帰還。



しかし、心地よい疲労感と、広大な海上(湖上?)にひとり浮かぶ解放感が、鋭気を取り戻してくれるような感じで一杯であった。今年は、トップで、出来るならば大きなチヌを釣りたい。フライでも狙ってみたいと、はやる気持ちを抑えつつ、少なくとも今年は昨年より多くの回数を浮けるよう頑張りたい。

こんな感じでぼちぼち更新しますが、本年もどうぞ宜しくお願いします。





  


Posted by RIM at 23:49Comments(10)釣り以外
 

2010年11月07日

北 初ティップラン

またまた北への釣行だが、今回は初めての出艇ポイント。今回はko-taさん、masaさん、そしてナツさんの4艇で出艇。出艇前に皆さんに挨拶をし、はやる気持ちをおさえつつ雑談する。初めてなのでポイントのあらましはナツさんに教えていただき、いざ海へ。



今回は、遅ればせながらティップランに初挑戦。パラシュートで流しながらのキャストエギングでは20mより深いとかなり効率が悪い。潮、風等の条件次第では釣りにならないこともあるので、やってみなければと思いながらも、キャストの釣りが好きで、現在に至っていた。

到着時にそよそよと吹いていた風も収まり、うみは凪に近い状態。絶好の釣り日和。教えてもらったイカの実績ポイントで始めてみる。しかし、初めてなので勝手が判らないが、とにかくやってみることにした。

開始早々、ナツさん、masaさんがイカを釣られた。masaさんはキャストで釣られたとのこと。
ひとり時合いから取り残された感があり、やや焦るが、自分の釣りに集中するよう自らいいきかせ続けた。

底すれすれをトレースするように、時々アクションを加えながら流してみる。急に重い感触が伝わり、ようやく一杯目が釣れた。小さいけどまあ食べ頃サイズか。



富津のイイダコの感触を思いだした。潮は効いているので、何か動きが悪いのかと思い、パラシュートアンカーを使わず、完全にどてら流しにしてみる。するとすぐにあたりがあり、2杯目。これでだいぶん水中でのエギのイメージが湧いてきた感じがした。正しいのかどうか判らないが、結局はキャストで一生懸命、出そうとしてたアクションをバーチカルで行えばいいのかとひとりカヤック上で合点がいったことにした。

そのあとは1投ごとに釣れ続け、短時間で計5杯釣れた。

キロ近くありそうな一杯がかかったが、針がかりが甘かったのか取り込み寸前の際に、噴射一発でバレてしまった。

これは釣れる。釣れ過ぎる。たまたまなのかもわからないが、25~30mラインでこの釣果は正直驚きであった。かなり自己流かもしれないので、プロのDVD等も見てみようかと思う。

食材用をキープした時点で、更に深場へ魚狙いに変更。
沖にいた、ナツさんに合流し、状況を聞いてみる。じゃあ、釣り再開と別れた直後に、「RIMさーん、何かきました」と呼び止める声が。見ると、さわやかな笑顔はいつもと変わらないが、鋭い角度で海面にロッドが突き刺さっている。急ぎ漕ぎ戻り、再度合流。かなりでかそうな引き。上がってきたのは見事な真ダイ。

この爽やかな笑顔の青年は何か違う。他のヒトと違うものを確実に持っている。
今回の釣行で何度か間近に彼の釣りを拝見させていただく機会があり、いろいろと学ばせて頂いた。
おまけに最後に釣れ過ぎたお魚まで頂いて、全く頭が上がりません。ナツさん、どうもありがとうございました。

自分はと言うと、さっぱりで釣れるのはサバフグばかり。かなりの数が湧いているよう。釣れたサバフグの後ろにもう一匹が付いてくることもあり、その数は半端でないはず。せめてサバだったらまだいいのにと思いながら、フグカッターの猛攻と闘う。



カブラをずたずたに切り裂かれ、在庫がなくなる寸前に、ようやく魚。かわいいアオハタ。
あまりに小さいのですぐにお帰り頂いた。結局、魚らしい魚はこれだけ。



帰りの1時間程前にもう一度ティップランでイカを2杯追加し、計7杯で終了。
途中、イワシのナブラに出会い、テンションは一気に上がるが、イカも同時に釣れて、その一瞬にPEラインがトップガイドに絡まり、がちっとロックされて巻き取り不能になってしまった。イワシのナブラが迫り、テンションが上がりながらも、イカがぶんぶん引いてるし、巻きとれないしで、かなり焦った。エギは回収したいので、結局PEを手で巻きあげた。イカとエギは回収できたが、PEラインはカヤック上でからまり、だいぶん切って処分した。やっぱ専用ロッドか必要かなと思う。

夕方5時頃まで一気にやりきった感じはあるが、何か消化不良。しかしながら、かなり広範囲に漕いで、ポイントの把握は大分できた。これからの海水温次第かも知れないが、出来るならもうちょっとティップランもやってみよう。


最後に、ご一緒に浮いて頂いた皆様、ありがとうございました。また、是非宜しくお願いします。








  


 

2010年10月24日

初の北

こちらに引っ越してきてから初の日本海側遠征。今回はmasaさんとko-taさんの3人での釣行となった。
皆初めてのようなので、小太郎さん、ナツさんに電話して、出艇場所とポイントのあらましを尋ねる。
宴会終了直後に電話したので、かなり酔っぱらってました。お二人ともすいませんでした。



先週の往復500kmに引き続き、今週は約450kmの場所。初場所なので緊張しながら出艇。少し吹いていた風も出艇時には収まり、太陽の上昇に伴って気温も上がり始める。絶好のカヤックフィッシング日和。

まずはイカ狙いで始めるが、全く反応がない。ベイトになる小魚もいるようだし、底も起伏に富んでいてイカの気配がかなり漂うポイントだが、反応がない。一つのポイントを3~5投くらいを目安に、移動を重ねるが、1時間くらいで早々に諦める。潮止まりのようでもあるので、沖へ様子見に移動。

途中、ナブラを発見し、急いでルアーを探す。スミスのベイブルに切り替えてキャストする。着水直後にヒット。ものすごい引きのあと、遠くで連続ジャンプ。シイラの群れだった。しかし、イカ用タックルでラインはPE0.6号。シイラ釣りは全く想定してなかったので、リールのラインは細めにしておいた。どこまで寄せれるかわからないがとにかく慎重にやってみる。取り込みまで20分位はかかっただろうか。



あがってきたのは70cmほどの立派なシイラ。イカ用のタモでは全く収まらず、フィッシュグリップで抜き取る。カヤック上でこれでもかというくらい暴れまわり、お祭り騒ぎ。肉厚で思いのほか良型だった。手元に寄せては、ラインをひきだされの繰り返しで、へとへとになった。PEは細くても結構持つものだなと感心する。以前、大きいシイラを持ち帰り、家族には不評だったので、即リリースした。

リリース後、リーダー、ラインをチェックすると、スナップサルカンが伸びて、スナップ部が広がっていた。もうちょっとでバラす寸前だったよう。シイラのパワーは半端じゃ無いと感心する。その後も、ナブラは散見され、二本を追加。一本目よりはかなり小ぶり。





3本立て続けにシイラを釣り、腕がパンパンになる。一番小さなシイラをおかず用にキープ。
イカ狙いに戻り、浅場へ移動。ようやく一杯。かなり小さい。陸っぱりのエギング釣り師をみていると、何杯か釣りあげてるようであるが、皆一様に小さい。良型はどこに行ったのだろう。



この直後、魚探から、唐突に御馴染の電源オン時の電子音「ピッポッパッピ」が聞こえ、液晶画面が暗転した。何事かともう一度電源を入れ直すと、電池切れのよう。昨夜、宴会から帰ってから、充電用電池エボルタを充電開始したが、半分の4本しか充電できなかった。あまり根拠もなく、まあ、いいかと妥協したのが大きな間違いだった。初場所で魚探がないのはかなり痛い。

この時点で、イカはほぼ諦め、根魚狙いへ変更。ラインで深度を測り、40m~50mのラインにカブラを落とす。コツコツとしたあたりがあった後に上げると、きれいにスカートとゴムのひらひらが刈り取られ丸裸のカブラが上がってくる。これが巷で聞くフグ地獄かと納得するが、在庫がなくなる心配と闘いながら続ける。

ひたすら投下、巻き上げを繰り返し、ようやくフグとは違う引き。ぐんぐん引き込まれ、時々ドラグが鳴る。30㎝弱のキジハタ。良く考えると人生初のキジハタ。あまり大きくないがかなり嬉しい。



俄然やる気が出る。魚探がない分、竿とラインに意識を集中する。今まで安易に魚探に頼っていたように感じる。残り少なくなったカブラを落とし続ける。途中ジグ、インチクに交換するが、何かカブラの方が反応が良いように思えたので、残り数少なくなったカブラを落としこむ。着低後、リールを3回転程巻き上げた時に、竿が絞り込まれる。先ほどのキジハタよりも明らかに強い引き。リールを巻き上げるが、空回りし、ラインは出て行く。ドラグを急いで強めに設定し、巻き上げる。ときおりグングンと絞り込む引き。あの魚か?と胸が高鳴る。と、その直後にフックアウト。後、10mも無かったのに…、残念。

タックルボックスの片隅にあった古いカブラで、針が鈍っていたのだろうか。針掛かりした場所が悪かったのか。しばし、カヤック上で呆然とする。

気を取り直して釣りを再開。またしてもナブラ発見。同様にベイブルを投げると、ほぼヒット。50~60㎝くらい。シイラは陽気に付き合ってくれる。決して裏切らない。



少し、サイズアップ。


これくらいがアベレージサイズか。


写真撮っただけで確認すると8匹。シイラはこの辺でもう十分な感じ。腕が疲れて、釣れてからもかなり暴れるので大変。カヤックの周りが一瞬シイラだらけになることもあった。カヤックを漂流物と勘違いしたのだろうか。カヤック周辺まで来ると、釣れたシイラの後ろに、5~6匹付いて来ていることもあった。水族館を眺めているような幻想的な風景がカヤック上から間近に見れて、ひとりで感動する。

海上で、ko-taさんに合流し、状況を伺うと、ティップランで良型のイカを2杯釣られたとのこと。
これを聞いて、残りの時間も少なくなってきたので、浅場に戻りエギング再開。状況は揃っているにも関わらず、何か釣れる気がしない。水深もはっきり判らないので、エギの着低で判断しようと試みるが、微妙な波の変化と、少し吹き始めた風でさっぱり判らない。カンナに付着物もなく、どうも着低していない様子。そこでエギの鼻側に、鉛を巻き付けてディープ仕様に変更。さらに駄目もとで魚探をつけてみると、一瞬10秒くらいは電源が入ることが判った。その10秒くらいの間に、深度だけ確認し、底の様子を想像する。15mくらいと思っていた地点が魚探の表示では23mだった。かなりの誤差があることが判明したが、正確な情報が得られたので、少しやる気を奮い立たせてキャストを繰り返す。

23m分のカウントダウン後(長い!)、しゃくるとずっしりした感触。久々のイカ。底からあげてくる感触は重い。しかし、実際に上げてみるとかなり小さい。深場からの巻き上げで、海水の抵抗が大きいだけだったみたい。



これもリリース。20m以上の地点でキャストの釣りはあまりにも効率が悪い。もう少し浅場に戻って、やってみるが、あんまり釣れる気がしないのでこのあたりで納竿することにした。出艇場所に戻るとmasaさんが先に戻られていた。戻る直前に、アオリイカをたて続けに3杯釣られたとのこと。拝見させていただくと、かなりの良型。なかなかイカの行動がつかめず苦戦したのは私だけだったかと少し凹む。

しかし、北の海は秋も深まるこの時期に、陽気なシイラが目一杯遊んでくれたので、満足すべきかと自分を納得させる。一日、たっぷり遊んで、かなりやりきった感はあった。当日、同行頂いたmasaさん、ko-taさんどうもありがとうございました。また、是非、ご一緒ください。


翌日の昼にキジハタを煮付けにして食べたがこれがかなりの美味。子供たちも奪い合うように食べていた。食べながら長女が「ようやく釣れるようになったね、サカナが。」とまたまた無邪気な発言。
返す言葉もなく「ま、まあな。」とあいまいな返事でこたえ、次の釣行はどこに行こうか考えた。





  


 

2010年10月17日

右往左往

久々の海でのカヤックフィッシング
ずいぶん前から行くことを家族に宣言し、天候も確認し、いざ釣行となった。
小太郎さんと、ビィジィさんとの南への釣行。本当は日本海に行きたかったが、生憎の荒れ模様で、結果的に南への釣行となった。
浜名湖や渓流釣りで、海らしい海からかなり遠ざかっていた。
秋イカが少しばかり釣れればいいと思い、簡単に準備をすませて早めに就寝した。
簡単な準備。これが大きな間違いの始まりであった。

午前6時頃に出艇ポイントに着くと、ズラリと並んだ車。
ゴムボート、船外機船、カヤッカーと様々であるが、すべて釣り人。もう準備はほとんど整っている状態。一体、皆は何時から来て準備しているんだろうと思う。小太郎さんとビィジィさんもすでに準備万端。急ぎ準備して、出遅れを取り戻す。



海は凪状態で、ほぼ無風。かなりの好条件。
皆、思い思いのポイントへ向かう。
自分はイカのいそうなポイントへ取り敢えず向かってみる。

ポイントへ着いて、パラシュートアンカーを流そうとすると、回収用のロープが見当たらない。おまけにフィッシュグリップも忘れていることに気づく。このまま続けようか悩むが、やっぱり不便でいつも通りのリズムに乗れない。ここで思い切って車まで取りに帰ることを決断する。

往復、40分ほどの時間のロス。気を取り直して、以前来た時に実績のあったポイントで始めると、すぐにヒット。



小ぶりなメスのイカ。15mほどのやや深めのポイントであるが、ねらい通り出たので、これは今日はいけそうとほくそ笑む、がこの後が続かない。船外機船が両サイドにぴったり着いたりと、なかなか思うように釣りにならない。

気がつくと視界内にあれほどいたカヤッカーが全く見当たらない。
小太郎さんに電話してみると、さらに沖側のほうにいるとのこと。つき出た半島の裏側だったため全く視界に入らなかった訳である。

「皆、釣れてるよ。いま、ワラサがかかったところ。」と小太郎さんから軽快な回答。
しまった。全く出遅れてしあったようである。

急ぎ教えて頂いた場所に駆けつけると、多くのカヤッカーが浮いており、皆釣果を淡々と積み重ねている模様。ビィジィさんはワラサに真ダイを釣りあげたとのこと。

タイラバをセットしようとタックルボックスを開けると、以前に補充したつもりのお気に入りのタイラバがない。他のものも一部、フックが錆びてたり、スカートが固くなってたりと、散々な中身。ちょっと昨晩にチェックしておけば良かったと猛烈に後悔する。

数少ない使えそうなタイラバをセットする。何度も50m付近のラインを流す。時々あたりはあるものの、沈黙が続く。その後、インチクにかえたり、イワシのボイルを追いかけて、ミノーやバイブレーションなどを試すが、無反応。

昼を過ぎた頃には、他のカヤッカーは、満足な釣果をあげられたのか、皆早上がり。
このころからなんか居残り組みのような雰囲気が漂い始める。

漕いで、漕いで、漕いで……。どのくらい漕いだろうか。
釣れない釣りにかなり慣れてきていたのが悪かったのか、最近5m以上の深さの釣りになじんでいなかったのが悪かったのか。色々原因を考えてみる。自分の腕が悪いことがはっきりと判っているにも関わらず、往生際の悪さから他の原因を考えて、安堵したいのが釣り師の性か。



朝7時頃から、夕方5時まで約10時間。やりきった感はあるが、往復500㎞で、小イカ一杯は、かなり寂しい。
しかも、周りの人々は大漁となれば尚更。

見事なレンブラント光を涙にむせぶ目で眺めながら、沖からひたすら漕いで帰路に着いた。
ああ、もう少し釣りたかったなあ。  


 

2010年10月13日

秋の収穫

各地で秋モードの釣果報告を耳にしながら、自身の予定と天候がかみ合わなかったりで最近は釣りに行けていない。

というわけで連休は、近所の神社のお祭り見物と、大阪の実家でいも掘りの手伝いとなった。連休初日だけは浮いても良いという妻のお許しを頂くが、楽観視してたら見事に初日は海は大荒れ。陸でもかなりの風と、時々降る雨でお祭り日和とは程遠い感じ。



お祭りの内容もよく判らないまま案内を頂き、区域の神社に参加費(奉納?)を納めておいた。
ここ三河は江戸時代から代々引き継がれる手筒花火の盛んな地方。玄関に飾る花を3つ頂くが、これまた良く意味が判らないが、まあ取り合えづ見よう見まねで飾ってみた。

ちょっと調べてみると、徳川家康の時代に江戸の砲術隊が三河地方にも技術を伝承したのがきっかけで、この花火が盛んになったとか。ずいぶん歴史のある祭りのようである。

近所では朝から子供たちが爆竹をならし、お祭りムードを盛り上げている。氏子の人たちが神社境内で祝詞をあげている真横で派手に爆竹を鳴らしまくっているとてもシュールな光景を目の当たりにする。大人は誰一人、子供たちを咎めない。煙火が主役のハレの日は、街を上げて大人も子供も無礼講のようである。

今でこそ古い街並みであるが、当時は比較的新興住宅地であった大阪の郊外で育った私は、子供時代にお祭りを知らない。大人になった今でも、お祭りの高揚感が感じられる光景をみると、無条件に羨ましいと思う。本宮の手筒花火は大阪へ行く予定があったため今年は見れなかった。来年の楽しみに取っておこうと子供たちに言い聞かせ、大阪に出発した。


父の趣味で園芸を定年後に始め、今はかなりの腕前になっている。高齢を理由に来年からは規模を縮小するとのことで、今年最後かもしれないいも掘りに子供たちを連れていくことにした。孫に囲まれ父は上機嫌。



いとこの男児も加わり、とても楽しそう。極太のミミズを怖がるいとこの男子にくらべ、長女は平気で振り回している。



芋も順調にほれて大収穫となった。



両親の老いと子供たちの成長を同時に見て、自分の加齢も実感する。あと何年元気でいてくれるだろうと、実家を離れて暮らす親不孝息子は無責任にも心の中で思う束の間、次の釣行計画を考えていた。

早く浮きたいな…。やっぱり親不孝者である。







  


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2010年09月27日

伊豆フルコース

気がついたら9月も後半。海の天候があまり良くないこともあり迷っているところに神奈川県在住の大学時代の先輩Jさんから今シーズン最後の渓流釣行のお誘い。三河湾のイカも気になるが、この機会を逃すと、来年3月まで行けないので、片道250kmの遠路を向かうことにした。

いつも最初に入るプールに着いたのは朝7時半頃。橋の上から、除くとすでにJさんは川に入り、釣り始めている。約1年ぶりくらいの再開であるが、軽く手をあげて挨拶。お互い東西に250km程離れた土地から、いつもの小さなプールで再開。釣り仲間には、魚がいれば時間と距離はあまり関係がない。

すぐ上の堰堤から、餌釣り師が準備していることを告げ、他のポイントへ移動することにした。どちらから言うともなく、すぐに次に入るポイントが決まる。5月中旬以降は鮎釣り師のために本流での釣りはルアー・フライは禁止となるため、支流の小河川に入ることとなる。小さな川のため、上側と下側の二手に分かれて入る。

待ち合わせ場所を決めて、二時間半後に、落ち合う約束とする。

通い慣れた河川で、一人じっくりと攻めてみる。大きな岩などは何年も変わらず同じ位置にある。
秋の抜けるような青空のもとで、急激に秋の気配漂う風に吹かれながら遡行する。いままでに釣った記憶がポイント毎によみがえる。

ひと夏を越した魚は賢くなっているのか、簡単なところからは飛び出てこない。



ようやく1尾目。かなり小さいけどコンディションはよく、とても奇麗な魚。
さらに2尾追加するが、もっとサイズダウン。9月も後半であるが、ところどころにはまだ夏の気配が残っている。草の丈は高く、かきわけると少しむっとする草いきれが漂い、クモの巣もかなり多い。
不用意に草をかき分けて行くと、視線のすぐ横に、あやしく鮮やかな色の女郎蜘蛛がいまにもほほにつきそうな位置にいて、ぎょっとする。

あっという間に2時間半は過ぎ、昼前に合流。
昼は定番の「フイロン」でラーメン。特製ラーメンが550円。煮干しの利いただしで、かなりうまい。ピリ辛の挽き肉入りモヤシ炒めが麺の上に乗っていて、どこが特製なのかよく判らないが、美味い。
取りとめのない会話と大半が釣りの話で、ゆったりと食事をとる。老夫婦二人きりで切り盛りしている田舎の店なのにお客は、適度に途切れることなく入っては帰りを繰り返し、めっぽう繁盛している。たまにしか来ないので、我々のことは覚えているはずはないと思うけれど、御二人がかわらず、美味しいラーメンを提供してくれていることに何故かほっとする。

ゆっくりと食事を取った後、道の駅に車をとめて、一台にのりこみ次のポイントへ向かった。
二人で交互に釣り上がれる河川を選び、向かう。いくつかのポイントを釣り上がるが、全く反応がない。おそらく先行者が、そう遠くない時間に入ったのではないかと思われるが、がまん強く釣り上がってみる。



岩の陰に隠れてキャストし、瀬尻際フライをピックアップ寸前に飛び出た一尾。
少しサイズアップするが、小さい。油断して飛び出たのかフライを丸のみしている。
その後もう1尾追加して次のポイントへ向かう。元気な魚で、じっとしてなくて変な写真でごめんなさい。
小さいのにすでにさびが入り、魚も秋の気配を漂わせている。



本流上流部(上流部はフライ可)へイブニングライズ狙いに向かう。
うす暗くなり、鮎師の方々も納竿したのちの河に入る。
ぽつぽつとライズが始まり出したころに、雨もぽつぽつ降り始める。だんだん寒くなり、帰りたくなる衝動を抑えながら川面を凝視する。暗くなるにつれて、視認性の良いはずの18番のパラシュートフライがだんだん見えにくくなる。

かなり遠いところでバシュッと大きなライズ。緊張感が走るが、場所が遠い。瀬の上流部から始まる淵が急激に深くなり、前に行くにも限界がある。下手ながらもロングキャストを繰り返すが、届かない。

日没寸前で、もうフライが見えるか見えないくらいの暗がりの向こうで、ド派手なライズ。魚体で全部飛び出るほどのジャンプ。ゆうに尺はありそう。
なんだか「また、来年もこいよ」とでも言われているような挑発的なライズ。
かなり熱くなりながらも、完全に日没。万事休す。

このあと「河鹿の湯」のチリチリするくらいの熱湯で、頭をクールダウンしたのちに、「中華亭」へ。
ここの麺類も美味いが、ギョーザが絶品。おなかも満腹になり、来春の再開を約束し、お互いの地へ散会した。

伊豆フルコースと言いたいところだが、主役の魚が少し物足りない感があった。
伊豆もいいのだが、来春は岐阜の河川も行ってみよう。











  


 

2010年09月13日

懲りずに浜名湖

小さいながらもシーバスの活性が高くなってきていた感じだったので、またまた浜名湖へ。
前日飲み会のため、起きれれば行こうと決めて、やっぱり遅めの釣行となった。

出艇場所に着いたら投げ釣りのおっちゃんにつかまり、かなり話しこまれる。
新しいリールを買ったが、安物で糸が絡まると、同じ話を3回聞かされる。4回目の途中で、振り切り出艇。人のいい感じのおっちゃんで、久しぶりの釣りで気分が昂揚していた模様。

出艇直後から、相変わらず先週と同じようにちびっこシーバスがトップに飛び出る。たまにダツも。
5、6匹目までは数えていたが、何匹釣ったか判らないくらい釣れた。チーバス時々、ダツが急に飛び出るってな感じ。

全くサイズアップしないので、潮どまり時間にカヤックでそーっと漕いであたりを見渡していくと、悠々とおよぐかなりのサイズのチヌが何度か見えた。カヤックを漕がずにじっとしていると、いいサイズのシーバスも近寄って来りもした。こちらの姿が視界に入ると、あわてて急旋回して逃げて行った。

魚はしっかりいるのに、自分のルアーには飛びついてくれない。

先週の出張時に、pescadorさんと川崎の釣具店に行った際に、これ浜名湖にいいんじゃないと進められたレンジバイブの55mm。半日トップを引き倒しても、チーバスばかりだったので、潮の下げ初めに、ミオ筋のかけ上がりを底すれすれで引いてみたら、変えて一投目でヒットした。



60cmくらいのシーバス。これまたかなり元気で、久しぶりにドラグが反転する引きを味わった。写真撮影直後にもう一回ジャンプし、水中へ。フックを外してなかったので、もう一回取り込んだりした。

とてもコンディションの良いシーバスだったのでキープして持ち帰った。
暦では秋だが、まだまだ夏の気配漂う時期のシーバスはかなり脂ののりも良く、美味しかった。
家族にも好評で、好き嫌いの多い次女も、比較的淡白な白身の魚は機嫌よく食べてくれる。

次女は「久しぶりだね、ちゃんとした魚」と少し引っかかることを言うので、イカは時々持ち帰ってくるではないかと反論すると「イカは魚じゃないもん。」とどこかの大御所が言っていたようなお言葉。
秋イカシーズン直前にいやなこというなよと心の中で呟きながら取り敢えず、家族は満足してくれているようなのでほっとした。

  


 

2010年09月05日

浜名湖_パドリスト一本勝負

土曜日の釣行を計画していたところ、木曜日に長女が公園の遊具から落ちて怪我をしたため、釣行を断念した。
スプリングで固定した動物(しかも、キリン)の遊具で、立ち乗りして飛び越えるというアクロバチックな遊びをしていて足を滑らせ、顔面から落ちたとのこと。鼻の下3針を縫うほどの怪我なのに、最初の一声は「いつもは出来たのにな…。」 女子なのにこの無鉄砲さは誰に似たのだろうか?

怪我の経過も順調で、日曜の午前中なら釣りにいってもよいとのことで、娘に気遣いながらも釣行した。
あまり時間もないのでやっぱり浜名湖。



日差しは相変わらずきついものの、前回の釣行より風はかなり涼しく、秋の気配をやや感じる。
準備中に、フライでチヌを狙われているカヤックフィッシャーの方と出会う。すでに一枚釣りあげられているとのことで、いろいろと情報を教えていただく。初対面にも関わらず、いろいろ教えていただきありがとうございました。

やる気のあるチヌがいることが判り、自分もかなりやる気が出る。
以前来た時に気になっていたポイントへ向かう。
早々に、見事に小さなシーバス。




ルアーの倍ちょっとくらいのサイズだから15cm程だろうか。
トップに果敢にアタックしてくる。このようなサイズが続いて数匹釣れる。

魚の気配は以前よりもかなり濃く、ボラ以外の小魚の群れが頻繁に見られる。
不用意にカヤックを漕ぎ進めると、二度ほど良いサイズのチヌの魚影が見えた。
ミニミニシーバスの猛攻に悩まされながらも、しぶとくトップで攻め続ける。




今日一番のシーバス。50cmくらいだろうか。見事にトップに出て、ルアーを飲み込んだ。浜名湖のシーバスはとても元気で、何度もエラ洗いを繰り返し抵抗した。

パドリストでようやく魚らしい魚が釣れた感じ。
この竿、とても使い良い竿で、竿の長さはカヤック上から、暴れまわるシーバスをいなすのにちょうど良いサイズ。短いながらもテーパー設計がしっかりと計算されているようで、ティップ部は程良く繊細でありながらも、バット部がしっかりしているのでかなり大きめの魚も楽にやり取りできるのではないかと思われる。何よりも軽いので、一日トップでルアーを引き倒しても疲れない。浜名湖のカヤックフィッシングではもう手放せ無い竿になってます。予備の竿も積んでは行ったが、結局、パドリストでの一本勝負となった。

幸先良く釣れたので、即リリースしたが、これが大きな間違いだった。この後、さっぱり釣れなくなり、風も強くなってきたので、昼頃に止むなく撤収した。




浜名湖の魚の活性はかなり上がってきているようだが、本命のチヌは自分には釣れない。
それらしいあたりは日に数回はあるのだが、やっぱり乗りきらない。
小さなシーバスはおびただしい数がいるようなので、これから秋のシーズンはこれはこれでかなり面白そう。

行くたびにいろいろな顔を見せてくれる浜名湖。もっと通いこめばまた新たな発見がありそう。
長女の怪我、いちおう女の子なんで痕が残らなければいいのだが。
  


 

2010年08月01日

浜名湖再び_パドリスト入魂?

懲りずに浜名湖。今回はブログで知り合ったビィジィさん、すいどうやのおやぢさんとそのご友人の4名での出艇。
準備しながらいろいろな情報交換。最近は単独釣行が多かったので、やはり複数名での出艇は楽しい。



晴れで、風も波も許容範囲の釣行日和。前日の飲み会の二日酔もすっかり抜けた感じ。
やはりシャローの釣りを中心に展開。

今日こそはチヌをトップで釣るぞと意気込んで、投げてはルアーを引き倒すが、二時間以上全く反応なし。
まだ、9時頃なのに、海はかなりまったり感が漂う。
皆で合流し、情報交換するも、誰一人魚の反応はなし。

ところどころに潮の動きが見られ始めるが、あんまり魚の反応はない。ボラは始終はねまくり、元気な様子。
さらに1時間くらい全く反応はなかった。今日もダメかと半ば諦めかけた頃に、ルアーをピックアップ寸前に、下からシーバスがアタック。あんまり唐突だったのでかなりびっくりした。そんなに大きくないが、魚体がすべて見える状態でルアーに迫ってきたので、もちろん心の準備ができず、ばらし。

ルアーをゆっくりと追ってくる魚には今までも出会ったが、見るからに食いけのない感じが漂っていた。しかし、今度は違うので俄然やる気が出てきた。しかし、持ってきた水分が少なかった(500ml×2本)せいか、あと50cc位しか残っていない。あんまり長くやらないと思ったので、車にクーラーボックスは置いてきた。その中に1.5Lの凍結させたペットボトルの水も置いてきた。地合いの感もあるが、このままやり続けると、熱中症の危険も伴うので、無理してはいけないと判断し、陸に一旦上がることにした。

戻る途中に、我慢できずに散在するアマモ帯の合間の底が白っぽく見えるところを通過するように、ルアーを投げてみると、着水直後に魚の反応。ルアーが吹っ飛ぶほどのアタックで、横っぱらの太さが遠巻きにも見える。かなりの大きさのシーバス。人気の少ない、いそうなポイントについていれば、いとも簡単に出てくるのか、もの凄い出方だった。少し放心状態になるが、そのままゆっくりルアーをひいてくると、引き続き、後ろに魚のチェイスが見えるが、これはすぐに見切られて反転していった。

水分を補給して、急ぎ戻る。貴重な時間帯にかなりのロス感。シャロー帯に急ぎ戻り、先ほどの興奮冷めやらぬ間に、再開。
湖水の色がわずかな時間の間に、濁りが入り、泥を混ぜたような色になった。浜名湖はほんとうに不思議なフィールドであると感じる。



しかし、まだ、活発に魚の反応は見られる。同じリズムで、R.A.POPを引いていると、待望の一尾。結構な引きで、慎重に手元に寄せるとナイスサイズのダツ。ダツもトップに出るのかと感心しながら、怖い顔のため写真を取る余裕もなく、リリース。
よく考えると人生初のダツで、パドリスト入魂?

しかし、生命反応がむんむん感じられるようになってきたので、急ぎルアーを投入。直後にヒット。今度こそと思い、引き寄せてくろと、小ぶりなシーバス。しかし、元気で引きは強い。



浜名湖のシーバスって、以前釣ったシーバスもそうだったが、なんか体高があるように思いますが、気のせいでしょうか?
小さいけどトップで釣ったことが何よりも嬉しい。このあとも何度か反応はあるが、やはり本命は出ない。

昼過ぎには、すいどうやのおやぢさん、ビィジィさんからすでに陸にあがられている連絡あり。
相変わらずのしつこさで、自分はもうちょっとやりますと伝えた。その後、結局チヌは出なかったが、シーバスの反応は時間限定であるが活発であった。午後より風も強めになり、二時頃にはかなりの強風になったので撤収した。

陸に上がる前に、ルアーや散乱したカヤック上のゴミなどを片付けていると、ヒザ上に置いておいたパドルが風に煽られて大きく跳ね上がったところ、魚探の遮光フードに引っ掛かり、パチンと外れて海中へ落ちた。急ぎ手を入れて拾おうとするが、むなしくもゆっくりと海中へ沈んでいった。ちょっとした横着で、またもや小物を奉納。浅いから真剣に探せば拾えたかもしれないが、かなりの波も出始めていたので、諦めた。

でも、シーバスの反応の良い時間帯に釣りができたので、前回よりは充実感のある釣行だった。
ビイジィさん、すいどうやのおやぢさんとそのご友人の方(すいませんお名前聞くの忘れてました)どうもありがとうございました。
また、ご一緒できましたら宜しくお願いします。